可視光通信…菓子交通神?お菓子と交通の神じゃないって

可視光通信とか眼や光にまつわるもろもろ

「イメージセンサ通信」て単語成立しつつある?

2004年に、「可視光通信の世界」をみなさんと共同執筆したとき、私がたまたま、11章のイメージセンサ通信の章を担当させていただくことになったわけですが、そのとき「カメラを光通信の受信デバイスにする」という概念には、共通の名前が付けられていませんでした。


で、慶応大学の中川先生(当時の可視光通信コンソーシアム会長)にご相談させていただき、広い意味でこの手の光通信の受信に2次元デバイスを用いるものを、「イメージセンサ通信」っていう用語でいきましょう。と決めさせていただいたのが、2004年の終わり。その用語で前述の章を書かせていただきました。
ちなみに、当時「イメージセンサ通信」以外の候補は、「カメラ通信」「イメージャコミュニケーション」「エリアセンサ通信」「2D通信」「時空間受信」・・・もっとキワモノあったと思うが忘れた・・・・いろいろやりました。
で、結局長たらしくて、センスなくてどうなの?っていう、ただの、「イメージセンサ通信」 になりました。

その後、ときどき、Googleで、”[イメージセンサ通信]”とクォート限定で検索してましたが、結果はず〜と数十件の底ばい。そして、ヒット先は結局、ほとんどは自分がらみかコンソーシアムがらみという地味〜な時代が続いていました。

それがこの1年弱でなぜか(つうか対外レベルの評価が少しづつ出たので)急上昇。つい1年前は100件弱くらいだったのが1,500件代に! 
まあ、自分も積極的にネット上で必死にバイラルかましてるので、自分由来のヒットもあるわけですが、それ以上に、ぜんぜん知らない研究や、政府関係の資料に突然「[イメージセンサ通信]」とか使っていただいている状態になりました。


これは、技術用語として定着する証かなぁ。
まあ、1000件なんてGoogle世界では存在しないに等しい絶対数ですが、これがまた1年後だと数万、数十万件になる世界を妄想して邁進していこうと思っています。
今、ひとつの技術領域が成立しようとしているのか、人知れずのどマイナー黒歴史で終わるのか・・・


最近は、もうこの長ったらしい「[イメージセンサ通信]」っていうのはめんどくさいので、今度は徐々に「[ISC]:Image Sensor Communication」で定着させようとしてます。

Goggleヒット数検索の歴史のグラフは下記ご参照ください。ときどき更新していきます。

イメージセンサ通信(ISC)については、
可視光通信コンソーシアムによるカンタンな解説
  http://www.vlcc.net/modules/pico2/index.php?content_id=28
同コンソーシアム別の解説文書
  http://www.atpress.ne.jp/releases/10515/material_2_6.pdf
YRPユビキタス研究所さんの記事 (試作機で協業させていただきました)
  http://www.ubin.jp/press/pdf/UNL091207-01.pdf
身近な光で情報を送る「可視光通信」の可能性
  http://www.casio.co.jp/file/csr/report_2008_0302.pdf