RGBはドレファだった・・実験報告
「色覚ってドレファだったよ」
http://d.hatena.ne.jp/junaz/20100429/1272555235
で、予告してた変換実験の報告です。
音の感覚が3つのゆるいスペクトル広がりだと、音楽のメロディはどうなる感じ?というのを試してみました。
(注意)もともとのたとえも意味がないし、もし、聴覚がこのような周波数特性だったとすると、まったく違うクオリアになるはずなんで、こうやること事態、意味がないのですが・・まあ、思考の遊びでご容赦ください。
(ぶっちゃけ・・・先にいっておきます。やってみたら、そんなに感動もんでないのが、残念なんですが・・)
採用した変換のしくみは後としてまず、シンプルな変換結果の報告です。
まず、単純に半音ずつあがる次のMIDIファイルを再生してください。G2(下のソ)からG3(ソ)までの13音です。
テスト用元メロディ
さて、これを音の感覚が3つしかないということで、後述の変換に従い、1つの音ごとに3つの音の強弱に変換します。
変換後メロディ
(最初無音があるので注意)
先のブログで感覚範囲は下のラからソまでとはいえ、最初のドのピークまでは相当感度弱いので、ほぼ無音になり、核心部のドレファあたりで不協和音がちょっとあるかんじですね。(なんかイメージではもっと、しつこく不協和音が鳴り響くとおもったら・・・)
なんか、あんまり・・・・・ごめんなさい! 私自身ちとがっかりです・・・
とにかく、少しでも面白くするためにここで
クイ〜ズ!次のメロディの元は何でしょう?
面白いかは、さておき、最初の感じで、これはわかるんじゃないかな。
正解は、以下です。
A1:元メロディ
がっかりのため息がきこえそうですが、無視してつづき!
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さあ、みんなわかったかな? まあ、与太妄想も深めて、実はすごい結果が・・・・なんて夢想して、やっぱりがっかりすることもあるという、好例とお考えください。
なんかドからファの間で変化するサンプルが思いつけばよかったのですが。まあ、こんなもんでしょう。
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処理のしくみについて。
1.前記ブログの変換表で、ファのピークが強いので、結果を面白くするために、すべての感覚を1.0で正規化しました。
2.その結果下図の割当のようにしました。
3.ここから、変換テーブルを作りました。
横軸の音高がきまると、それを縦にみれば、三音の感覚強度がわかるしかけです。もとのデータをけっこう恣意的にいじって、グラフがふくらむ(できるだけ、音が大きく出る方向)にちょびちょび操作しました。
4.そのテーブルの処理に従い以下の処理をするRubyスクリプトを書きました。
・あるノートオンがあると、その音高さ(MIDIノートナンバ)に応じて、3つのノートオンを発生させませす)
テーブル外の音は、完全な無音になります。
・ノートオフがあれば、3つの音を全部消します。
というものです。4.をみるとわかるように、単旋律でしかも、ノートオフの前にノートオフが来ると破綻するロジックです。
(実は、任意の和音だろうと、なんだろうと、3つの音に対して積算し、なおかつ、ノートオフしたとき、その原因分を差し引く処理をやりかけたのですが、状態管理があまりに面倒で、なんか、酔っぱらいサンデースクリプティングの域を超えるので挫折しました。)
そういえば、私はマカーになってからまだ3ヶ月程度なんですけど、昔はシーケンサーとか、MACが絶対的にフリーソフトもいいものがいっぱいという印象だったのですが、今回いろいろ探してて、わりとSnow Leopard用のいいのなかったすね。結局、Midi Swingのjava版を少し使いました。MIDIファイル昔はあんなにいじってたのに、さすがに15年ぶりくらいでいじったので忘れてること。でも、いろんなネットの資料が充実してて参考にさせてもらいました。感謝。
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※MIDIファイルをあげるに、あたり、どこ使えば良いかよくわからなかったので、音楽家出島達也さんのWebのスペースを間借りできました。この場を借りてお礼申し上げます。