可視光通信…菓子交通神?お菓子と交通の神じゃないって

可視光通信とか眼や光にまつわるもろもろ

画像電子学会の企画セッションで話します

2010年度 画像電子学会第38回年次大会 プログラム

−大会テーマ 「豊かな社会を実現する画像メディア」 −
http://www.kodama.com.hiroshima-u.ac.jp/iieej/2010nenji/3_.html
で、27日の午後、企画セッション T6「イメージ情報を運ぶ光通信の将来展開」
の中で、お座敷かけていただいて、「イメージセンサ通信の展開」 の題で少し話す予定です。

学会だですし、いつもの「応用でイケてるでしょ?こんなんできてまっせ?」
のいつものパタンに加えて、以下のことについてもすこし問いかけするなど、ややアカデミック?な感じだす目標。
学が浅いので、こちらもぼんやりとしかつかんでなくて、なんか戯言めいてしまうのですが。


たとえば、

・空間に対する考えの違い。
今までの空間通信って、空間を「Shared media 」として扱ってます。だから、下位レイヤプロトコルの感心はほとんどが、そのシェアされたメディアである空間をどう、調停するかで、必死に時分割したり、周波数変えたり、符号変えたりして必死に空間を分け合うわけですね。
でも、イメージセンサ通信(ISC)だと、光学系とイメージセンサで空間は(そのピクセル角度で)分割されます。つまり空間を、「Separeted media」として扱えます。なので、そこにおいて、空間を調停する必要はありません。だから、多言通信のための工夫は本質的にはいらないのですが、大量の二次元ピクセル(=通信チャンネル)からの特定のチャンネル(群)を探す必要があるわけですね。(DiscoveryとかTrackingとか)

つまり、通信の信号処理として、時間信号に対してでなく、時空間信号としての処理で新たな体系が必要なのですはないか、と思ってるわけです。
  s = f(t) な信号でなく、 s= f(t, x, y) な信号を扱う考え。
  ※x,yは捨てるんじゃなくて、ちゃんと上位レイヤに伝える情報として扱う。

・あとプロトコル
なんか下位レイヤの副作用として直接アプリレイヤに座標を渡すんじゃなくて、ちゃんとプロトコルに入れるといろいろ、いいことが・・・ なんてことも思っているのです。

・伝送情報量の考え
ISCでは、チャンネル確立すると、座標情報が得られます。伝文内容が伝える情報と、チャンネル確立(やトラッキング)で得られる座標情報の情報量って、シャノン的な体系に統合して考察するとどうなの?とか・・・

こちらは、基礎力からして不足ですが、このもやもやとした課題意識の片鱗が伝わり、有識の方に何かコメントとかいただけるとなると嬉しいですが。