可視光通信…菓子交通神?お菓子と交通の神じゃないって

可視光通信とか眼や光にまつわるもろもろ

視覚が電波だったら?

理屈では良くいいます。「光も電波も同じ電磁波です。」
たしかに、物理的には、同じマックスウェルの方程式で表される現象みたいです。
「たかだか」何百万倍か周波数が違ってて、人間が目で直接感じれるだけ・・・・


ということで、不勉強ながら、光も電波も電磁波だ〜ってことなら、じゃあ、人間の視覚がもし、電波感応だったら?という前提で、妄想ふくらましてみました。


とりあえず、仮説は・・・・
ケータイ電波あたりの電磁波(2GHzちょっと)が「視覚」の帯域としましょう・・・・・まあ、2〜5GHzあたりですね。(人間の視覚もまあ、2オクターブ強の周波数範囲です)

・・・・・・・さて、そんな世界だと・・・・・・・・・・

・昼も夜も真っ暗。(太陽の放射する電磁波のうち、光と一部のマイクロ波意外は地球大気で地上に届かないので、昼でも真っ暗)


・そして、ケータイやケータイのアンテナとか、電子レンジとか、無線LANとかBluetoothのアンテナだけがこうこうと、ぼやーとした明るいものとして見え る。


・東京タワーは、TV放送の周波数が低いので(数百MHz)基本見えない。
 でも、実質的に不要輻射として隣接周波数のノイズがのってるから、あれだけのパワーで光ってるから、多少はてっぺんがボヤーとやや暗く光って見えるはず。 


・まわりがまっくらやみだから、たぶん風景でいちばん見かける灯りはみんなのケータイ。通話してなくても、(たぶん間欠的に)ぽわーと見える。
光とちがって、かなりのところまで明るさは回り込むので、たぶん、ケータイアンテナが社会の明かりとなり、まったく真っ暗ってけっこうないかも。


・感じる電磁波の波長が10〜30cm程度だから、20〜30cm以下のもんは見分けられない。どんなに目がいい人でも、視力は、ふつうにいう0.05  くらい?。
   (光は、380nm-80nm 弱。ナノメートルですよ。ナノ)


・目の解像度が悪くなるので、視覚メディアは全く違うものが必要になりそう 小型端末の表示なんてありえない。TVなんて、たんなるボヤーとした光の点滅 としてか提示できない、あ、でもそれが風景だから、いいのか・・・


・人間や生き物(水モノ)は結構この電磁波吸収しちゃうから、いっしょうけんめい強い電波懐中電灯をあてても、わりとすこししか見えない(反射が見えな い)。まあ、反射や回折がすごくって


・今の美人の基準はなくなり(細かい顔の造作はみえない)、ぼんやり見える体形と肌触りが新しい基準。
たぶん、吸収されるとはいえ、光よりは透過率高い電波だから、体の奥のことがもっと目に見える。健康状態とか、水太りと油太りの違いが見てわかるとか、な んかありそう。
・・・・・・・・


・そしてなによりその世界では、当然 可視光通信が実現済み!! 
だって、前提でケータイ周波数あたりが、可視光なんで・(^^;



おお、どんどん想像が広がる。設定アイディア勝負のSFがかけそうなくらい。
こんな想像するのも楽しいですよね。



※まあ、目玉は直径3cmしかない器官だから、そのサイズで2〜5GHz帯を感じられるのかって問題はあります。
(まあそもそも、その周波数を感知できるたんぱく質の器官がつくれるのかって話もありますが・・

可視光通信はこの携帯電波視覚世界では、実現済みですが、イメージセンサ通信はきつそうです。
 2GHz程度の電波で、結像イメージをつくるには、相当大きい電波レンズが必要です。
 (電波レンズってのもあります。)
 まあ、電波視覚の生物は、顔の真ん中にパラボラ的な器官になるか、耳の先っぽとか鼻の先に、携帯のアンテナみたいなでっぱりが。
(そもそも生物材料で、ケータイでやってるようなヘリカルアンテナつくれるのだろうか、いやいや、背骨を使えばロッドアンテナ型で長さとれるか・・・)


※そうそう、空想科学読本的に計算したことあるのですが、ミクロの決死圏ってありますが、あのサイズになった人間の目玉を計算すると、明らかに、青い色の電磁波の波長よりちっちゃいので、そもそも見えるのか?と いう問題があります。
ていうか、人がミクロサイズになるかっつうの! という当然の突込みがありますが。